消防士等の迅速な状況理解、判断、行動を必要とするプロフェッショナルを研究し、そこから分かった直感/直観の仕組みを解説している。この専門職を研究した結果としての直感/直観に関する中心的な存在。
一般向けに書かれた書籍であるが、直感/直観の持つ力を具体的に解説している。多くの書籍に引用されている。
一般に直感/直観として扱われているものには、二種類あるとして説明している。瞬間的に利用し行動するための『専門的直観』とある程度の時間とともに吸収した情報をベースとして創造的に思考する『戦略的直観』の違いを解説している。
日本語の題名では、「感情脳」として表現され『感情』についてが前面に出されているが、この本は、『人の決断の仕方』について書かれた書籍。題名と内容の主旨に乖離がある。
どのような場面で実際に直感が活かされているのかを多くの実例をもとに紹介している。 具体的な場面で示していることから、リアリティを持って理解することができる。