『メンタルワークロード』に関する研究は、1970年代後半から1980年代にかけて盛んに行われてきたが、システムの自動化が進むと、オペレーターのオーバーロードによるエラーよりも、アンダーロードによる問題が注目されるようになった。自動化/コンピュータ化により、『メンタルワークロード』が低減するかわりに、状況認識が難しくなり、異常時に状況認識を誤ったオペレーターがエラーをおかすことが問題となった。このため、1990年代になると『メンタルワークロード』の研究者は「状況認識 (Situation Awareness)」へと研究テーマをシフトした。